うつ病の治療で使用されている反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)を鍼灸でできないか?

ウツの患者さんから、朝から調子が悪くていけないとドタキャン。

こちらの患者さんには、メンタルの状態がよくない時は無理をしないようにと伝えているので、ドタキャンはまったく問題ありません。

逆に無理して来られる方が危ないです。

患者さんは8年前から来院していただいています。

もともと別の疾患で来ていただいていましたが、

よくなった後は何か調子が悪くなった時は、鍼灸を受けて体調をされていました。

昨年からウツになり現在休職中。

病院に通院しながら鍼灸を受けに来ていただいています。

うつにも効果がある鍼灸

鍼灸といえば、腰痛や肩こり、関節痛など、体の痛みに対しての治療というイメージが強いかもしれません。

その鍼灸でうつや軽症うつを治すといわれても想像出来ない方も多いと思います。

しかし実際には、鍼灸治療はさまざまな症状に対して有効です。身体の痛みや疲れだけではなく、

たとえば不眠や動悸、自律神経失調症、ノイローゼやヒステリーなどにも効果があります。

病院勤務時代はウツやパニック障害の患者さんを担当すことが多くありました。

当時は、不定愁訴を取ることと話を聴くことにメインをおいていました。

業界誌でもウツの鍼灸治療の特集があり、それを参考にしたり、

当時は中医学理論で治療を行っていたので、勉強会に参加して学んだやり方を試してみたり。

今ほど研究が進んでいないこともあり、試行錯誤の連続でした。

反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)と鍼灸

最近、西洋医学の分野では反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)という、磁気パルスを用いて頭皮上から脳表を刺激する装置を使っての治療がでてきました。

鍼灸の分野もこの考えに基づいて、前頭前野への鍼通電療法の研究がすすみ、効果が確認されだしました。

セロトニン神経の活性化させることがポイントになります。

前頭前野への刺激が効果的

現在の私のウツに対しての鍼灸治療は、こちらの前頭前野への鍼通電になります。

今のところは、効果としてはこちらの方が効果的だと思います。

ウツの方に多い腰痛も併発している方も多い。

あまり知られていませんが、歩行困難になるほどの痛みが出る方もおられます。

心理的に落ち込んだ時に腰が痛み出す方が多い。

ウツと体に痛みを感じる方の場合、これはこれで電気鍼通電のポイントがあります。

薬を飲んでもウツの症状が改善しない方は、鍼灸も試してみてもいいと思います。

鍼灸は科学薬品を使用しませんので、副作用もありません。

鍼灸は一般的にはまだまだマイナーな治療です。受けたことがない方の方が多いというのが実情です。

ウツの鍼灸治療が多くの方に知っていただければ、多くの方が症状を改善できると思います。

興味がある方はお問い合わせください。

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当院は、東京大学大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門からの推薦を受けている鍼灸院です。

東京大学医学部附属病院リハビリテーション部物理療法(鍼灸)部門

『東洋医学×現代医学』2つの医学の考え方を合わせた鍼灸院です。

鍼灸経験20年以上の実績

病院勤務10年の鍼灸治療の経験

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