不妊鍼灸

日本生殖鍼灸標準化機関 JISRAM(ジスラム)会員の鍼灸院です。

JISRAMは不妊鍼灸を臨床研究し、効果と根拠を示せる治療を検討する機関です。
検討を基にして、現段階で最良と考えられる施術を提供します。

目指すものによって鍼灸のやり方は違います。体外受精の採卵に向けての鍼灸、卵子の質の向上をめざす育卵鍼灸、受精卵の移植に向けては着床鍼灸など、その時に応じた手法・手順で施術を行います。

最近では不妊専門のクリニックでも鍼灸を取り入れる施設が増えています。JISRAMの会員の鍼灸師は、不妊専門クリニックで医師と協力し、施術行い多くの場で活躍しております。

そのような活動により、JISRAMは臨床数トップクラスの生殖専門医からも信頼を得て、多数の推薦を頂いております。

他の鍼灸院から移って来られる方が多い

ここ数年で不妊治療を行う鍼灸院は増加したため、どの鍼灸院に行けばよいか分からないという話をよく聞きます。

そのため施術費が高額な鍼灸院は、より効果的な施術を行っていると考え通院し、そこで、素人には理解しにくい東洋哲学の話を説明をされ、子宮や卵巣に医学的に関係がないポイントに鍼を2~3本して終わり、という治療を受けていた方もおれられました。

気を整えるだけの治療、使用する鍼が2,3本で効果あるの?

鍼灸治療には、大きく分けて『東洋哲学に基づいた古典鍼灸治療』と『現代医学に基づいた現代鍼灸治療』の2種類あります。

私は古典的な東洋医学を否定する気はありませんが、2~3本手足に鍼をするだけという治療が不妊に効果があるとは考えておりません。

不妊でお悩みの方は、時間もお金も限られています。そのため、より根拠がある鍼治療を提供するべきだと考えております。

ここ10年の間に鍼灸治療の研究が進み、不妊に鍼灸治療が効果があるという研究報告が多数でてきました。このような科学的な研究に基づいた治療方法は積極的に活用するべきだと考えております。

他の鍼灸院の低出力レーザー治療との違い

いくら低出力レーザーが不妊症に効果があるといっても、効果的なポイントに効果的なやり方で照射しなければ、意味がありません。

一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)会長の中村先生は、低出力レーザーを不妊症に極めて早い段階で取り入れられました。そして、この使用法を全国あちこちで講演するようになり、不妊鍼灸治療に本機を導入する院が爆発的に増えました。

効果的なやり方は、JISRAM会長の中村先生や会員の鍼灸師たちの臨床研究結果を共有し、常に更新されています。低出力レーザー治療を受けるなら、一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)に所属されている鍼灸院で治療を受けることをおすすめします。

また、JISRAM会員の鍼灸師は、低出力レーザーには高額な治療費を頂いておりません。
ただでさえ、不妊治療はお金がかかるものです。その妨げにならないように、費用を抑えおります。当院では鍼灸治療費にプラス500円で行っております。(低出力レーザーのみの治療は効果が低いと考えているため受け付けておりません)

低出力レーザーに質問等がある方は、ご遠慮なくどうぞ。

『東洋医学の鍼治療』と『レーザー治療』との併用でより大きな効果

当院の不妊治療で使用されてるレーザー治療器は、スーパーライザーとよばれる低出力レーザーです。照射されてもまったく痛みがなく、体に傷をつけることはありません。 整形外科やペインクリニックによく導入されており、痛みを中心とした症状に使われることの多い治療機器ですが、近年では不妊治療を行う高度生殖医療の専門医療機関、及び不妊鍼灸治療を専門とする院にも導入が進んでいる機器です。

不妊治療におけるスーパーライザーの治療効果としては、星状神経節へレーザー照射することにより交感神経系の興奮を抑えたり、脳下垂体より分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)等のホルモン分泌バランスを整えることが期待されています。

レーザーは、どこに当てるの?

レーザーを照射する位置は、星状神経節という部分で首の横(頸椎の7番目あたり)に10分間レーザーを照射し、それが終われば、時期に応じて、子宮内膜、卵巣に関係するポイントにレーザー照射をして血流をよくします。

周期によるレーザーの目的と期待できる効果

*鍼治療との併用になります
・タイミング法・人工授精

星状神経節照射と、卵巣動静脈や卵巣周辺への照射することで、
卵巣への血液循環が改善するのでホルモン分泌が安定します。
・採卵周期(体外受精)
星状神経節照射と、卵巣動静脈や卵巣周辺に照射し
卵巣への血液循環が改善するのでホルモン分泌が安定します。
卵子の成長を促したり卵質が向上が期待されます。
・移植周期(体外受精)
星状神経節照射と、子宮底部照射で子宮動静脈れの改善と下腹部の内腸骨動静脈の流れが改善されるため子宮への新しい血管が増えてきます。
子宮の血流が改善することで、子宮内膜の厚さが増して胚移植時に着床しやすい状態になります。