氣よし鍼灸院では、さまざまな痛みに対し鍼治療を行ってはおりますが、
“どんな病気や症状、難病でも鍼治療、東洋医学で治せる”と書いてあるホームページもあるかもしれません。
しかし、すべての病気や症状に鍼治療が有効ではありません。
これは、西洋医学でも同じです。すべてを薬や手術だけの治療で治すというのも無理があります。東洋医学・鍼灸治療は魔法ではありませんし、西洋医学的治療がすべの疾患に有効というわけでもありません。
東洋医学・鍼灸の診断方法に舌の色を診る舌診、脈の形を診る脈診があります。
これは、これで、とてもすぐれた診断方法ですが、鍼灸院や整骨院で手で触れただけで神経や骨、関節、血液の状態や疾患の進行状態などが全て発見出来るはずはありません。
手で身体の状態が分からないからこそ、レントゲンやMRIなどの画像診断や血液検査というものが存在しているのです。
疾患の状態により鍼治療が症状を改善してくれるのも事実です。
西洋医学、薬だけで、よくならなかった症状が、鍼治療で改善した例はたくさんあります。
また、薬のような副作用は東洋医学・鍼灸治療にはありませんので、身体にも安心です。
薬や西洋医学もパーフェクトではありません。足り部分はたくさんあります。
西洋医学こそ完璧なら、薬が病の原因といわれる「医原病」という、おかしな病気が増えてきません。
薬だけの治療に限界が来ているのが現在の状況です。
東洋医学、自然療法系、自己治癒能力も上げる系も「代替医療」ではなくて、「補完医療」です。
色々な医療が補いベストミックス医療をしていくことが、これからの医療では必要ではないでしょうか?