自分の色眼鏡だけで世界をみてはいけません

今日は私の大好きな『哲学』の話。

哲学は2年前から、学びだしまた。

心理学を勉強しているうちに、必要性を感じたからです。

特に「現象学」は心理学と大いに関係すると思います。

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人間は『概念(がいねん)』がないものは見えないのです。
概念とは、人間が経験したことすべてであり、
経験はしていないが、情報としては持っているもののことです。

 

 

私たちが事実と思い込んでいることは、
頭の中の概念です。

 

 

何が事実かと言えば、頭の中の概念と一致するかで判断しているだけです。

 

 

例えば、私がバナナを持って、「これはリンゴです!」
と言っても、それは頭の中の概念と一致しなければ、違うわけです。

 

 

では、リンゴを想像してください。

みんなが思うリンゴは、人それぞれ違います。
マンガのようなリンゴを想像する人もいるでしようし、リアルなリンゴを想像する人もいるでしょう。

 

 

リンゴのイメージは概念の数で決まるのです。

 

 

私の院には「薬の副作用が怖いので、東洋医学・鍼治療で何とかなりませんか?」

という問い合わせが多いです。

そいう方の『概念』としては、

 

 

薬の副作用は危険で人体によくないもの
リウマチの薬は副作用が強い
一生、副作用が強い薬を飲まないといけない

 

 

という概念があるはずです。

 

 

だから、東洋医学・鍼治療で何とかして欲しい
と思い、治療の問い合わせをすると考えらえます。

 

 

または、

「自然治癒能力 という人間にはそもそも自然治癒能力があるのだ!」
という、何かの本のタイトルにあるような内容を信じて、
鍼灸治療を選択したと思います。

 

 

また、違う概念としては、

 

 

1回、数回で治る


薬の治療しか知らない

大学病院の治療が一番すごいので診てもらう

医者の言うことしか信じない

痛みにストレスは関係ない

痛みに性格、心理状態は関係しない

 

 

などなそ色々な概念をみんな持っています。

 

 

概念がないものは、見ることができません。

足もとの段差のようなものです。
気がついていないと、つまづきます。

 

 

意識しなければ見えない、ないことになります。

存在しません。

 

 

 

虹の色もそうですが、何色に見えますか?
日本人なら、7色と言いますよね。

 

ギリスやアメリカは6色です。
シベリア エヴェンキ族 南アジアのパイガ族 は2色。
ロシアは4色と一般の方は応えます。

 

 
持っている『概念』によって見え方が大きく変わります。

世の中の見え方は概念の数に依存します。

少ない概念がなければ、世界を正しく見ることはできません。

 

 

 

医師は、自分の専門という概念で診察をします。

 

 

概念とは、色メガネのようなものです。

赤いメガネで世界を見れば、赤いし、

青いメガネで世界を見れば、青いわけです。

 

 

 

医師も苦しんでいる患者さんを、色々な角度でみなければよくすることはできません。

 

 

 

概念の数が少ないと、雑にしか患者を診ることはできないのです。

なぜなら、概念の数が少なければ、
『自分の専門分野という頭の中の世界』のみしか見えないためです。

 

 

 

自分の病気で悩んでいる方は、様々な『概念』を持つようにしてください。
そうすれば、克服する道が見えてくるはずです。

 

 

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